【書評・感想】降伏論「できない自分」を受け入れる 著:高森勇旗

本紹介

降伏論「できない自分」を受け入れる

一生懸命は報われると思いますか?

今回紹介する本は、高森勇旗さんの『降伏論できない自分を」受け入れる』です。

いつか上手くいくと信じて、一生懸命頑張っているけど、なかなか結果が伴わない。

そんな方にぜひ読んでほしい、おすすめの1冊です。

では、本の内容をお話ししていきます!

本の概要

著者の高森さんは、元プロ野球選手です。

しかし彼のプロ野球生活は決して華やかなものではなく、活躍することなく引退しています。

当時の著者は、一生懸命頑張っていれば、結果はついてくると信じ、練習に取り組んだそうです。
しかし、一生懸命は幻想であったと振り返ります。

現実を直視せず、具体的な方法を考えることをやめ、結果が出なくても、自分を変えようとしなかったそうです。「一生懸命にさえやっていれば、自分ならやれる」と信じて。

そこで高森さんは「降伏論」という考え方に至ります。

「今の自分では、結果を出すことはできない」と降伏することができれば、そこから成功への道は開かれると言います。

俺はこんなもんじゃない、そう信じて一生懸命やっても結果が伴わない。

私もそんな経験があります。

そんな時に、この「降伏論」は、真に結果を出せるようになるための、きっかけを与えてくれます。

本書をおすすめしたい方
  • 今の現実が上手くいっていない方
  • なかなか行動に移せない方

感想

私がこの本を読んで伝えたいことは3つあります。

それは

  • 今の現実を作っているのは自分自身
  • 言葉を変える
  • 心が抵抗することをやってみる

それぞれ詳しく話していきたいと思います。

今の現実を作っているのは自分自身

なにをやっても上手くいかない、自分は全くついていない。
そう感じること、ありませんでしょうか?

上手くいかないと、つい周りや環境のせいにしてしまいます。

しかし、そんな現実は、自分自身の思考によって作られていると考えることもできます。

私たちは、「でも」という言葉を使って、やらない選択をします。「でも、やっても意味なさそう」、「でも、これは無理だよな」のように。

そうやって、自分の思考が行動を決め、現実は作られていきます。

「でも」という言葉で判断している現実が上手くいっていないのであれば、今の満足できない現実を作っているのは自分自身であると認めましょう。

そうやって自分に降伏できたら、現実を変える入り口に立ったと言えると思います。

言葉を変える

今までの思考に別れを告げるためには、言葉を変えることが有効だと著者は言います。

まず、「でも」を使わないこと。

「でも」という言葉を使って言い訳していると気づいたら、自分を変えるチャンスです。逆のことを選択すればいいのです。

「でも、できなさそう」を「まず、やってみよう」に置き換えていきましょう。そうして現実は変わっていきます。

また、本書で紹介されていたのは「難しい」を「面白い」に変えてみるということです。

言葉の力はすごいもので、「面白い」といえばそれは面白くなるのです。言葉を変えると世界はガラッと変わります。

そして何より、言葉は今この瞬間から変えることができます。今から自分を変えていくことができるのです。やらない手はないですよね。ここで「でも」がでてきていせんか?それはもう、やるしかないですね(笑)

本書では他にも変えるべき言葉の具体例が紹介されています。ぜひ皆さんも本書を読んで、言葉を変えてほしいと思います。

心が抵抗することをやってみる

そして最後に、とても大切な考え方だと感じたこと。
それは「心が抵抗することをやってみる」です。

皆さんは、未完了にしていること、たくさんありませんでしょうか?

やりたいと思ってたこと、やらなければと思っていたこと、やらずに未完了のまま、放置していませんでしょうか?

著者は、未完了が溜まっていくと、エネルギーが奪われていくと言います。

お金の貸し借りでも、「返してもらっていないな」と思うとスッキリしないですよね。
未完了が残ってると、頭の中に残り続けます。

そんな未完了を片っ端から完了させていこうと、本書で述べられています。

実際に未完了リストを作り、順番に終わらせていくのです。しかし、そうすると、自分の心に抵抗が生まれることに気づきます。

やりたくないな、何かと理由をつけて、やめてしまいたい、そう思ってしまいます。

ここで、「心が抵抗することをやってみる」という考え方を持ってみてください。

心が抵抗することをやってみるだけで、これまでやったことないこと、経験した事のない人生に進むことができるチャンスなのです。

心が抵抗してきた時こそ、成長するチャンスとして、迎えてあげましょう。そしてやってみるのです。

今まででは、選択するはずのなかった新しい人生が待っていると思います。

今が上手くいっていないのであれば、試してみる価値はあると思います。

まとめ

以上が、『降伏論「できない自分を」受け入れる』を読んだ感想でした。

今の自分を変えたいと思っている方には、本当におすすめの一冊だと思います。

私も本書を読んで、行動することの大切さを学びました。これを実践していきます。

行動することは、それなりのストレスがかかります。抵抗する心にいかに打ち勝つか、本書で学んでみてください。

この度は最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!

今後も投稿を続けていく予定ですので、ぜひ読んでいただけると幸いです

コメント

タイトルとURLをコピーしました