だいたい人間関係で悩まされる
皆さんは、人間関係で悩んでいませんでしょうか。誰しも、人間関係で悩んだ経験はあると思います。
今回紹介する本は、幡野広志さんの「だいたい人間関係で悩まされる」です。
本書は悩み相談本であり、さまざまな人のリアルな悩みに、著者が応えています。
人間関係で悩んでいる方にとてもおすすめの1冊です。
では、本の内容をお話ししていきます!
本の概要
著者の幡野広志さんは写真家で、本書では数多くの写真も掲載されています。
また、余命3年の血液がんを患っていると、公表されています。
そんな著者には、さまざまな人生相談が、運営していたブログに届くそうで、それに対する幡野さんの応え、意見が、本書にまとめて綴ってあります。
この意見が本質を捉えていて、すごく心に刺さります。人間関係って難しいよなと改めて思いましたが、同時に、あえて難しくしていた自分もいたんだなと気づき、心が軽くなった気がしました。
感想
私がこの本を読んで伝えたいことは2つあります。
それは
- 相手のためと言いつつ、自分のためになっていないか
- 人は自分が幸せになるために生きている
です。
それぞれ詳しく話していきたいと思います
相手のためと言いつつ、自分のためになっていないか
著者にはさまざまな相談が寄せられるわけですが、人間関係で悩む大きな原因の一つがこの、
「相手のためは、結局、自分のため」ということです。
皆さんも、相手のために何かしてあげること、あると思います。
それって、本当に相手のためになっていますか。相手が望んでいることですか。ということです。
人はそれぞれ価値観が違うことは、皆さんわかっていると思います。
幸せと感じる価値観も異なりますよね。
しかし、人は往々にして、自分の幸せの価値観を相手に押し付けてしまいがちです。
相手のためと思って、自分の価値観を押し付けてしまうことがあります。
これが、人間関係で悩むことになる、原因の1つであると思います。
この問題点は、してあげる側が善意で行動している点です。相手のためだと思っているのです。される側からしたら、迷惑なことでも。
だからこそお互いに、納得できないし、我慢をしあうような状況になってしまい、相手に不信感を募らせてしまいます。
ここで大切だと思うことは、相手のためが、自分のためになっていないか、確認することです。
人は、相手の役に立つことで、自尊心が高まりますし、褒められれば承認欲求も満たされるので、相手のためと言いつつ、結局は自分のためであったりします。
そこを、しっかりと認識することが大切であると思います。
そして、本当に相手のために行動してあげたいと思うのであれば、相手の気持ちを尊重し、寄り添ってあげることが必要だと思います。まずは相手を認めてあげるところから始めてみてください。
相手のためが、自分のためになっていないか
人は自分が幸せになるために生きている
人が生きる目的の根本は、幸せに生きるため、であると思います。誰しもそうであると思います。
しかし、幸せの価値観は人それぞれ違います。
皆さんは自分の幸せを、相手に押し付けていないでしょうか。もしくは、相手の幸せを押し付けられていないでしょうか。
著者は、
人の目を気にせず、自分のしあわせを人に委託しないで、自分のしあわせを大切にするべきだ。
だいたい人間関係で悩まされる
と言っています。すごく心に刺さりました。
皆さんは、自分の幸せを大切にできていますでしょうか。
もしくは、相手の幸せを、自分の幸せとして奪ってしまっていないでしょうか。
あなたの人生は、あなたの人生です。同時に、あなたの人生は、他の人の人生ではありません。
自分を含めたそれぞれ人の幸せを、大切にできる人でありたいと思います。
そして、皆さんが、自分の幸せを生きるためのアドバイスがこの本には書かれています。
厳しいことも書かれていますが、本質を捉えた、心に刺さる言葉たちだと思います。
ぜひ、読んでみてほしいと思います。
自分の幸せを大切にできていますか
まとめ
人類は、協力することで、生態系の頂点に立ちました。一人の力は弱くても、たくさんの人と力を合わせることで、たくさんの壁を乗り越えてきました。人との繋がりは、かけがえのないものであると思います。
しかし、人間関係で悩んでいる人が多いのも事実です。
悩みのほとんどが人間関係からくるものである、と著者も言っています。
人との繋がりを必要とするからこそ、これからも人は、人間関係で悩み続けていくのだと思います。
以上が、「だいたい人間関係で悩まされる」の感想でした。
本書には、たくさんの方々の悩みと、それに対する著者の考え方が書かれており、皆さんも共感できたり、参考にすることができるかと思います。
人間関係で悩んでいる方には、ぜひ、読んでいただきたい1冊です。
この度は最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
今後も投稿を続けていく予定ですので、ぜひ読んでいただけると幸いです!
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