プロ奢ラレヤー「嫌なこと、全部やめても生きられる」感想

嫌なこと、全部やめても生きられる

皆さんは自分のやりたいことがありますでしょうか。
嫌なことをして、幸せをすり減らしていないでしょうか。

今回紹介する本は、プロ奢ラレヤーさんの「嫌なこと、全部辞めても生きていける」です。幸せとはなんだろうと考えさせてくれる、そんな1冊だと思います。

本の概要

この本の著者は、プロ奢ラレヤーという肩書を持つ中島太一さんで、文字通り、ご飯を奢ってもらうことを仕事にしています。

というのも著者は、お金を持たず世界を旅して、壮絶な経験をしています。
そんな経験を周りが面白がり、ご飯奢るから話聞かせてよと、ご飯を奢ってくれる人が増えていったと言います。そして今ではそれで生活が成り立っていると言います。すごく面白い生き方だと思います。

そんな、プロ奢ラレヤーさんの生き方、考え方がこの本には書かれており、自分の人生を豊かにするために、必要なことを教えてくれた気がします。

感想

私がこの本を読んで伝えたいことは2つあります。

それは

です。

それぞれ詳しく話していきたいと思います。

お金がなくても案外生きていける

人生の幸福感を上げるために何が必要かと聞かれて、「お金」と答える方、多いのではないでしょうか。たくさん稼いで、たくさん貯金して、幸せな人生にしたいと思いますよね。

著者は、「お金」は無くても案外生きていけると言います。
むしろ、たくさん稼いだり、たくさん貯金したりすることは、人生の幸福度を下げてしまう可能性もあると言っています。

たくさん稼ぐということは、それだけ嫌なことをやる可能性が高まりますよね。
好きなことで稼げるのであれば何よりですが、そんな人は一握りだと思います。

また、貯金もたくさんあればあるほど、失う恐れも生まれるため、逆に使えなくなったりします。

このように、幸福度を上げるために必要だと思っていた「お金」が、幸福度を下げる要因にもなり得るということです。

心をすり減らして、嫌なことをしてお金を得ることに、価値はあるのでしょうか。

ダメージを受けた身体や心を回復させるためにはお金もかかるので、コスパは悪いのかもしれません。

そこで、見栄やプライド、環境を変えれば、豊かさは変わらずとも、出費は抑えることができると思います。

そんな考え方をこの本は教えてくれると思います。そして、自分自身の人生を豊かにするとはなんだろうと考えさせてくれます。

周りを気にせず、やりたいことをやる

人生を豊かにするために必要なことは、
周りに合わせず、やりたいこと、できることをやることだと思います。

まずは、周りを気にしないこと。
協力して何かを成し遂げるために、周りの力が必要なことはありますが、周りを過度に気にすることで、不幸になっていないでしょうか。

他人と比較をして、良いことは少ないと私自身も思います。

見栄やプライドの原因になったり、自己犠牲に繋がることもあると思います。

本書では見栄はランニングコストの塊で、見栄を張ることは、お金のかかる不幸な生き方であると書いてあります。

確かに、他者と比較し、自分が優れていると思えることでの優越感は、気持ちが良いものかもしれませんが、それは一時的だし、その欲望に終わりはないですよね。コストがかかります。

また、嫌われることを恐れ、無理して周囲の価値観に合わせたりして、自分を犠牲にしてしまったりします。

周りを気にして、良いことは少ないのではないかと思います。

それよりも自分にベクトルを向けて、自分のやりたいこと、できることを、やっていくことが、何より大切ではないかと思います。

自分の人生は、自分で決められるから面白いのです。

周りと違って全然良いのです。むしろその方が価値があると思います。

皆さんも自分がやりたいこと、できることをするためにはどうしたら良いのかを考え、そのことに集中してほしいなと思います。

やりたいこと、できることが、なかなか見つからない人は、まずはやりたくないことをやらないところから始めてみましょう。案外問題ないことに気づけると思います。

嫌なことをやる経験も大切だとおっしゃる方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
嫌なことや理不尽に耐えることを美徳にしてはいけないと思います。先ほども言いましたが、自分の人生は、自分で決められるから面白いのです。

まとめ

以上が、「嫌なこと、全部辞めても生きていける」を読んだ感想でした。

皆さんも、自分の幸せとは何かよく考え、やりたいことをやる人生を手に入れて欲しいです。そのために、お金に関する固定観念や、無意識にしている決めつけなどに気づいて、考え方を変える必要があると思います。

本書を読むと、今とは違った考え方、生き方もあるんだなと知ることができます。そして、これからの人生の幸福度を上げるために自分が何をするべきかを今一度考えるきっかけになればなと思います。

この度は最後まで読んでいただき誠にありがとうございました！